ロード and ポップ

[TOP] [本サイトについて] [カイトボードについて]
TOP > ロード and ポップ

■02.How to Basic Tricks. [基本トリック編]
  ●ロード and ポップについて
  ●ロード and ポップの解説
  ●How to ロード and ポップ

 ロード and ポップについて
トリックの基本中の基本、ロード and ポップ。”ポップ”と単に略すことも多いですね。”ホップ”と、言う方もいますけど”ポップ”の事だと思います。

よくこのポップ、「やって見せてください」と言われますが、あんまりやりたくないです。なぜなら。。。なんとなくダサい。間の抜けたような単にピョコンと跳ねただけになってしまうので、見てもなんだかあまり楽しくないでしょうし、などと思ってしまうのです。。。
レイリーやインディグライドのようになにかカチっとトリックにならないとどうにも落ち着かない感じです。だからプロのライダーさんが実際のライディングやの動画中でもロード and ポップをやっている場面、ってほとんど見ないと思います。

そんなワケで↓で紹介する動画は大変、貴重(笑) とはいえ、このロード and ポップは非常に重要です。
このロード and ポップをもっと強いエッジングで行うとレイリーになりますし、パワードのバックロールや、フロントロールなど
その他全てのトリックのきっかけとなるのがロード and ポップなのです。

このトリックの完着を目標!にしてる方はいないと思います、あくまで他の更に高度なトリックを行うための基本、その為に重要なエッジングが正しく出来ているか?を確認する意味でも、基本に戻って「ロード and ポップ」を試し、チェックするのが良いかなーと思います。

 ロード and ポップの解説
ロード=負荷=進行方向の海水面に対してボードを立てる=エッジング
and
ポップ=跳ねる
プレーニング中にボードをアップウインド方向にグッと一瞬向けるような形+カカトでボード踏み込むと、ボードに対して物凄い圧が
かかります、これが負荷であり、ロードです。これによりラインはピーンと張って、自分を前にひっぱるような感じになりますね。
その圧をリリース、すなわちエッジングをリリースすることで身体が前にもっていかれます。これがポップですね。

カイトを振って上方にフワーっと飛び上がるのがエアリアルなら、ロード and ポップはかなり激しくカイトの方向、前方へバチーんと飛んでいくイメージですね。

練習は地味ですし、地味なだけあって、これを最初にひたすらやっていると、自分が上達してるのかどうかわからなくなり、迷子になります(笑)なので、ホントはレイリーを目指すつもり思い切りやってみるのはどうでしょうか?

または、通常のエアーを練習してもいいと思います、結局エッジング=ボードに負荷をかけリリース、というのはエアーでも同じことです。エアーはこのロード and ポップ+カイトの振り、という動作が加わるだけです。
なので、このロード and ポップばかりを練習しなくても、他のトリックをひたすら練習することで、結果的にキレイにできるようになっていた。。。というような事もあります。。

エッジング≒全てのロード and ポップを行ううえでの最重要なポイントは以下が全てです。
・お尻を意識して下げない=膝を曲げない=屈伸ではない。
・背中を意識して反らしたり、力んで自ら後ろに倒れないこと。

下半身も上半身も、ブレてはいけません。そもそもプレーニング中に身体の軸がフラフラするようなら、プレーニング中の基本に戻って丁寧なライディングを心がけてください。身体はブレないように。

その上で、いざロード and ポップをやるぞ!となったら、
上半身・下半身はそのままで、(まるで椅子に座ってるかのような感じ)でそのままカカトに体重を押し込みつつ、
進行方向後ろ側の足だけをググーっと一瞬押しこむような動作になります。

そうすると、ボードの裏に水圧がガツっと入る"ロード"を感じることが出来るハズです。それが出来ればあとは自然にエッジングをリリースして"ポップ"するだけですね。

カイト位置は最初は高くてもいいと思います、よく45度といいますけど、それはちゃんとできるようになってから、それまでは
別に12時くらいの高い位置で、ポップしたらエアーしたみたいにフワーっと浮くような感じでもいいと思います。
まずそこからエッジング=ロードを理解していく順番がよろしいかと。

スピードは出来ればしっかりあった方がいいです、ただスピードが早過ぎるとエッジングのタイミングが難しくなるので、最初はほどほどで。総合的に質があがってこれば、スピードが遅くても、風がドアンダーでもとにかくロード and ポップが出来るようになってきます。


 How to ロード and ポップ


*全てレギュラー側として説明します、
グーフィーの方は逆に読み替えて下さい

1.アビーム方向へ、適当な速度でプレーニング。カイト位置は高すぎない程度。45度くらいが理想。
最初、慣れない内はカイトは高めでもOK

2.上半身、下半身はブレないように、進行方向とは逆の足のカカト側を踏み込む。一瞬で反発が帰ってくるので長く踏みすぎないこと。

3.ボードからの反発を感じたら、そのまま逆らわずにカカトで踏み込んだエッジングをリリースし空中へ跳ねてみましょう。自分で跳ねるのでなく、あくまでボードからの反発を利用します。

4.プレーニング状態の曲がった状態のヒザを踏み込みつつ伸ばすのはOK,曲がった状態から屈伸のように更に曲げて、伸ばす、という動作は無意味です。

5.風下側へポップするので、ボードはしっかりと風下側へ向けて着水に備えてください。

6. 1〜5までの間、カイトは一切動かす必要はありません。