ブラインド

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■01.How to Kiteboarding. [基本編]

 ●ブラインドについて
 ●ブラインドの解説
 ●How to ブラインド

ブラインドについて

blind =「目の見えない、盲目の」という意味の通り、通常のヒールサイドライディングの状態から180度ボードを回して後ろ向きに進む乗り方をブラインド(ライディング)といいます。進行方向に対して背中,お尻を向けた状態で走るので、前が見えません。トライする前に十分回りをチェックする必要がありますね。

初心者が行うにはトーサイドとは異なり、それなりに慣れが必要なトリックです。恐らくはエアーなど一通り出来るようになってからトライすることになると思います。一見、地味に見えますが組み合わせによって様々なトリックに繋がる基本となる動きです。練習するのにも然程リスクはありません、ぜひトライしてみてください。

ここでは、如何にブラインド=背面を進行方向に向けて走るか?というHow to 解説になります。最初にロード and ポップ = 跳ねてからボードを回しこむのではなく、ボードを海面でスライドさせて徐々にブラインドラインディングにもっていけるようになるのが基本だと思います。

ロード and ポップ後に空中でブラインド状態になりそのまま着水しプレーニングする方法は、ポップ to ブラインドにて解説しています。
ブラインドの解説

・適度なプレーニングスピードで。早過ぎると怖いですし、タイミングがあわせづらいです。遅すぎる場合は失速したり、ボード まわし込むタイミングで抵抗となり止まってしまいます。
・風はジャストからやや強め位のほうがやりやすい。
・陸上などでしっかりイメトレしてから。ボードを回しこんだときの上体、下半身の動作/位置を理解すること。
・いざブラインド状態にボードを向ける、となったらしっかり風下に回しこんでください、中途半端だと失速するか、逆エッジの ように身体が後方に持って行かれてコケます。
・カイトは高すぎないように。位置が高すぎると上半身がカイトに持って行かれてボードがしっかりと風下方向に向きづらいです。
・海面は出来るだけフラットの方がやりやすいです。特にボードをスライドさせる際には荒れた海面に引っかかると失敗し易いです。
・ボードを回しこむ際には、両足の荷重移動が重要です。通常は左右均等の荷重でプレーニング、ボードを回しこむ際には、進行方向側(前足)へ少し体重を乗せていきます。そうすると後ろ足がスライドさせやすくなります。思い切って180度回してみましょう。

・最初のうち、巧く行かなければボードのフィンが邪魔をしているケースが多いです。フィンを外して海面をツルツル、ボードを回しこんでみましょう。コレはコレで、初めての快感です(笑)

一番オススメの練習方法は、幅の広い45cm以上ある微風用ボードのフィンを取り外して、ゆっくりしたプレーニング&微風の時にトライするのが一番簡単です。ボードを回しこむクセをつけてしまえば後は簡単。通常サイズのボードでも出来るハズです。


How to ブラインド


*全てレギュラー側として説明します、
グーフィーの方は逆に読み替えて下さい

1.アビーム方向へ、適当な速度でプレーニング。カイト位置は高すぎない程度。45度くらいが理想。


2.ボードを回し込みます。
左右両足均等の荷重から、徐々に前足(左足)へ荷重を移していきます。

前足荷重になれば、後ろ足はスライドさせやすくなります。思い切ってボードを海面にフラットにしてカカトからスライドさせてしまいましょう。

3.バーは引き込みすぎるとカイトが動き過ぎてしまい易くなるので、手前まで引き込む必要はないです。

4.そのまま、背中を向けた状態でプレーニングできれば成功。
目線は左前足あたりを見るのが無難でしょう。慣れてくると後方(進行方向)を首をまわして見ることも可能です。
ブラインドじゃないですね(^_^;)

5.プレーニング中カイトが動かないように気をつける。バーを持ち替えない場合、操作(左右のコントロール)を混乱しがちなので注意すること。

6.ボードは極力風下へ向けるとプレーニングし易い、アンダーでは難しいのでしっかり風の吹いたジャストからやや強めがオススメです。